アコースティックギタリスト小川倫生オフィシャルサイト

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『雪夢』復刻計画ノオト

 以前、ブログに綴った『雪夢+3』復刻記録を改めて掲載しました。
ご覧ください。(ブログ初出 2009年11月6日~12月19日)
『雪夢』復刻計画

 実は「太陽と羅針盤」以前にいくつかのカセットアルバムを出していました。

その中に「雪夢」があります。
一度CD-RでCat's Cradleレーベルより再リリースしたけど、それも廃盤になって6年以上経ちました。
 
ディスコグラフィーに載っている関係でいろんな場面でこのアルバムをリクエストされていましたが、演奏や音質の問題で、リリースを躊躇していました。
しかし今、このアルバムに収められている音楽は「このときの自分」にしか表せない音楽であり、かけがえのないものだと思えてきました。
そこで以前の音源をリマスターしてリリースしようと思えてきました。
 
 
ここでは「雪夢」復刻の経過をお伝えしていきます。
*****
リイシューにあたって「雪夢」の制作ノートを見直してみました。
作曲、録音当時考えていたことが山のように書き付けてあります。
今見ると、このメモ帳は支離滅裂ですが、謎解きのように見ていくと、「雪夢」の(気分)が蘇ってきました。
自分のことだけど面白いことです。
 
 
「今、音楽は閉ざされている。カテゴリーや場所や・・・」
 
「ここに降る雨粒と南の島に降る雨粒、降る場所は取るに足らないこと。
僕はむしろ一粒一粒の雨粒の形に関心がある」(1995年)
 
(「雪夢」制作ノートより)



「雪夢」ジャケットデザインを依頼する

 「雪夢」をリイシューするにあたって、デザインを見直してみることにしました。
そこで友人にデザインを依頼することにしました。

電話でCDデザインを依頼すると快く受けてくれ、僕らの行きつけのカフェで落ち合いました。

まずは以前リリースしたジャケットを見てもらい、直したい部分や新たにデザインしてもらいたい部分を伝えてディスカッション。


そして文字のフォントや写真のレイアウトをもっと煮詰めてみることに。
雲の写真は個人的に思い入れがあるので変えないでもらうことにしました。

今日のところは音源を渡し、じっくり聴いてもらい、次回ラフスケッチが出来てくるのを待つことにしました。
彼の「雪夢」のイメージがどのようにジャケットに落とし込まれるか楽しみであります。



ワープロと10円コピーと切り貼りの90年代

 「雪夢」をリリースした当時はCD-Rはまだ普及してなくカセットテープの時代でした。
プレス以外の音源の発表といえばカセットテープしかありませんでした。
90年にプライベートレーベル「グリーンウィンド・レコード」を立ち上げた頃から90年代半ばまではせっせとカセットテープのダビングに明け暮れていました。
一本一本自分の手で増産していくのも手間と時間はかかったっけれど、楽しかったものです。
子供の頃から憧れていたレコードレーベルを持つという夢の極めて純粋な形で、聴いてくれる人を想像しながら一つ一つ手作りしていくのが初期レーベルの愉しい衝動でした。



 そんなわけで「雪夢」のジャケットも数バージョン存在することになりました。
はじめはカセットテープバージョンです。
今では探しても残っていないこのレア(?)なジャケットはワープロと切り貼りと10円コピー機で出来ていました。
なんともシンプルなこの白い感じに写真が一枚のジャケでした。
これは手前味噌ながら、とてもご機嫌なデザインでした。
冬の凛とした空気、雪の舞い降る彼方に微かな春の希望が見える。
そんな「雪夢」のコンセプトを一本のカセットにギッシリと詰め込むことができました。

その後パソコンを購入しCD-Rでリリースしたバージョンがあります。
デジタルでリマスターをして音質は多少良くなりましたが、ジャケは非常に原始的なものでした。
 
「グリーンウィンド・レコード・バージョン」


 そして友人のレーベルでリリースしたCD-Rバージョンが生まれます。
これももう長いこと廃盤になっていますが、今のところ一番新しいバージョンです。
「キャットクレイドル・レコード・バージョン」

そして、今回企画しているプレスバージョンのジャケになります。
ということは4バージョンのジャケが存在するわけですね。
全部持っている人はおそらくいないと思われる(自分も持っていない)が、次回は少し音源も含めて全体的なパッケージングを変えるので、新しい「雪夢」の誕生になりそうです。
2009年バージョン、これが「雪夢」の決定版になるでしょう!



「雪夢」当時のお蔵入り音源

 レコーディングをしているとお蔵入りになる曲というものがあります。
単純にあまり良い曲じゃなかったりするのはざっくり除外しますが、
いい曲でもアルバムのコンセプトに合わなかったり、単に曲数が多くなってしまって、泣く泣く切られてしまうものもあります。
自分の場合はアルバムにぴったりの曲数をそろえてレコーディングに臨むタイプではなくて、ある程度予備の曲も吹き込むことがあります。

今回の『雪夢』復刻に際して、その時期に吹き込んだ曲で未発表楽曲をボーナストラックとして収録しようと思い立ちました。

この当時はCD制作だけのためではなく、機会があるごとにレコーディングをしていたので、結構な数の未発表曲がカセットテープの中に眠っています。
自分は物持ちが良い方なので、その当時の音源もケースの中に湿気取りなどと一緒に入れて保存していました。

その膨大な録音物を端からチェックしてゆく作業をしています。

はっきり言って気が遠くなりますね・・・
1994年から雪夢制作の1996年までの音源から3曲選ぼうと思っていますが、これがなかなか難航していて、アレもなかなかイイ、これも、それも、なんてやっているうちに時間がどんどん過ぎてゆきます。

1曲なんとも懐かしい曲を発掘しました。
ギタリストの浜田隆史さんがプロデュースしたコンピレーションCD「アコースティックギター・ソロ」に参加した時のマスターが出てきました。

そのCDには「雪夢」から選抜して再録した「アドミッションフリー」と「ダニエル・ザ・スパイダー」が採用されましたが、もう1曲「雪夢」にも収録されていない完全なお蔵入りの曲があったのです!
タイトルは「トゥルーブルー」
これは自分でも完全に記憶から消えていました!
ライブでも一度も弾いていなどころか、録音以来弾いたことがありませんでした。
この「トゥルーブルー」の完成バージョンが見つかったのです。
これはいい。
間違いなくボーナストラック候補ですね。

そんなわけで、今テープの山と格闘している次第であります。



ネガフィルムの山のなかの空

 今日は「雪夢」の季節のような天気です。
寒いなー。

ところで今回、ジャケットデザイン一新しようと考えています。
写真はそのままでそれ以外をばっさり。
まずは書体です。それに文字の割り振りです。
書体は凄く大事なのでこだわりますね。

でもあの写真だけは変えません。
僕なりの思い入れもあるのですが、大きく「雪夢」のイメージを担っている写真だからです。

僕は中学生の時に一眼レフを親に買ってもらって以来、ずっと写真を撮り続けてきました。
ちょっとした写真家くらいのネガフィルムの量です。
はじめの一枚から現在までネガを捨てることはしなかったので、膨大な量のフィルムがあります。
そこから「雪夢」の写真を探さなければなりませんでした。

1994年の頃から「雪夢」のコンセプトを日々ぼんやりと頭に描いていたので、そのイメージの写真も撮りためていました。
そんな雪夢の空シリーズがあります。

「雪夢」カヴァーカット




 これも「雪夢」のコンセプトのためのカット

やっとのことでお目当てのフィルムを探し当てました。
後はプリントで色合いが変わってくるので、注意深くプリントを発注しました。
思ったよりも、明るめだったけど良い感じに上がってきました。



ひたすらカセットテープをチェック

 「雪夢」のマスターテープのチェックをしました。
DATで保存されているマスター音源の保存状態は上々でした。
ノイズもエラーもなく、現在聞くことができる「雪夢」の音源で一番良い音が記録されていますね。
こっちはこれで準備O.K 。

(このケースに「雪夢」オリジナルマスターテープが保存されています)


問題はボーナストラック音源。
選んだ楽曲は3曲。
1995年3月の録音2曲に1996年秋の録音1曲。

1995年の2曲はカセットMTRによる4トラック録音でした。
(ホワイト・ドレスとタイトル未定曲)
元々発表するための音源ではなかったのでアルミケースにも入れずデモテープと一緒にダンボールの中に放り込まれていたので、マスターテープの状態が少し気になりますね。
ホコリをかぶったソニーのハイポジションカセットテープ。
保存状態がまあまあ良かったのか、テープ自体に傷、カビ、よじれ(ワカメ状態)はありませんでした。

音を聴いてみると、dbxのノイズリダクションを施しているが録音レベルの低さからテープヒスノイズが若干気になります。 
(マスターテープたち)
 


 この2曲を聞き返すのは15年ぶり。
忘れていたが、バージョン違い、テイク違いが幾つか存在したのです。
これを聞き比べ選抜します。
この選抜作業、結構悩みますね。
こっちがいい、いやいやこっちの方がいい・・・
そんなこんなで本日、その中から2曲をしぼりました。
もう1曲(トゥルーブルー)はMDに録音してありました。
デジタル録音だけにノイズも少ないし録音もいい。
これは2テイクあったが、すぐにテイク2に決まりました。
さあ、これでミックスダウンをすればよし。
オリジナルマスターの音を最高の状態でミックスできればいいですね。



ボーナストラックのミックスダウンをした

 いよいよボーナストラック3曲が決定して、それらの楽曲のミックスダウンです。

カセットテープに録音されているものが2曲。
これは1995年の3月の録音で「雪夢」本編より1年前のもの。
もう1曲は1996年秋でMDに録音されていました。

ヤマハのCMX100懐かしいですね。
録音当時のMTRはもうとっくに壊れてしまったので同じ機種をもう1台入手しました。
この二代目も長い間使っていないので心配だったが無事作動しました。

まずカセットに4トラックで録音されているものをミックスしトラックダウンします。

「いい音とはなんだろうか?」
当たり前だけど、新録音のようにバシッとしたような音に加工すると不自然な音になるので、あまり手を加えず原音に忠実にそのままこのカセットマスターがもっている良い部分を引き出す作戦をとりました。
イコライザーもほとんど通さずナチュラルにミックスしました。
結果、カセット特有のナチュラルなコンプのかかったふんわりした感じのいい音です。






 ミックスの様子。
宅録のきわみ(笑)
床にじかに座って何だか地味ですが、これが落ち着いていいんですよー







 愛猫も作業の様子を見守ってくれています。
・・・っていうか、えさくれー。


 




MDの方はミックスも完了している音源なのでレベルだけ合わせて完了。
無事前3曲のボーナストラックのデジタルマスターテープが出来ました。


 次は本編とボーナストラックを1つのカンパケCD-Rにします。
こうなると完成CDと同じです。
最後は曲間の秒数などを整えるエディット作業です。
その作業は後日、スワEの出来たばかりのアースバウンドスタジオで行います。



マスタリングまでこぎつけた

 ボーナストラックのミックスダウンも完了し、今回はエディティング&マスタリングです。
以前、ピッグオンザツリーのレコーディングでも一緒に作業をしたスワEに作業を手伝ってもらうことにしました。
お昼過ぎ、彼の出来たばかりのEarthbound Studioへ。
何度かここへ足を運んだけれど見るたびに羨ましくなるこの個人スタジオ。
僕だったら間違いなくここに引きこもりますね。

「雪夢」本編とボーナストラックのDAT音源をHDDに移すところから始まります。

作業中のスワE
超快適空間です。








 持参したソニーA8のDAT
エラーせずに動いてくれ我がDAT。









 曲間などを編集し、最終的に投稿用のCD-Rにまとめるのだが、結構時間のかかる作業です。







 取り込む間スタジオのマーティンをぽろぽろと・・・
いい音なんですよ、これが。





 スタジオで頂くコーヒーは何だかとてもおいしいですね。

そこにスタジオ見学に夏にライブを一緒にやった
arcoちゃんたちが来ました。

つづく・・・



マスターディスク完成へ

 arcoちゃんたちも来たことだし、「一息入れてみんなでお茶でも」ということになりました。

いきなり出てきたのがスワEの母上作の赤カブの酢漬け。
こういうのうれしいですね。
これが、後を引くおいしさ!
マスタリングで疲れた脳にすっぱさが効きます~っぱい。

甘いお菓子も食べます。
最近僕がはまってるトイデジカメラの話になったり、スタジオにあったカリンバの話になったり、話題はつきません。






 arcoちゃんもこのスタジオがとても気に入ったみたい。
「すごいきれい」を連発していました。
来年にはミニアルバムも出す予定みたいです。
もしかするとレコーディングにここが使われるかもしれないですね。





 「それじゃ、ためしに2人で何か録ってみる?」なんてことをスワEが言い出しました。
「じゃぁオリジナルの『クウチャ』という曲のコード譜があるんで、もしよければ・・・」とarcoちゃん。
なんてーことになってしまいました。
もう、初見で弾きましたサー。
初見なんて子供の頃のピアノ教室以来でしたよ。
少し顔が引きつりつつも、勢いで乗り切るオガワでした。
でもなんかホンワカしていいテイクが録れたような気がします。









 冷や汗などかいているうちにファイルの書き出しも終わってマスタリングも大詰めに。










 最後にディスクに書き込んで、マスターCD-Rが出来ました。



デザイナーの森田氏とジャケットの構想を練る

 『雪夢』音源の完成は前回書いたが・・・
人間のセンスは聴覚よりも視覚の方が大きな割合を占めているというのは有名です。
CDを手に取るときは、まずジャケットからだけの情報を頼りに中身の想像を膨らましますよね。
そう、ファーストインプレッション。
また、聴きながらジャケットとの世界とリンクして聞く者は果てしない旅に出るのです。
若者達よ、大切なのですよジャケットは!!!
昨今のダウンロードミュージックは音楽作品ではないのです!!!

と・・・前置きが何だか大げさになってしまいましたが、要はジャケットの制作の真っ最中なのです。
デザイナーの森田氏と待ち合わせたのは夜中のファミレス。
この日はジャケットの案がいくつか出来てそれを見せてくれることになっていました。


 一見しましたが、これは『雪夢』の空想、妄想を刺激するのに十分なアートワークでした。
あの空の写真も大きくフィーチャーされて、雪の雰囲気の大切な要素、または雪の結晶の一つ一つの形の違いを夢見させてくれます。

完成のだいぶ近いところまで詰めてきました。
まもなく完成形を見ることが出来るんじゃないでしょうか。
大いに期待をしていいと思いますぞ!



オレは裏地にこだわる男だ!

 またまたデザイナーの森田氏とジャケットの打ち合わせ。
またまた夜中のファミレスで落ち合いました。
僕たち2人は特にファミレスが好きってわけじゃないんですが、、
打ち合わせにはファミレスが都合がいいんですよね。
テーブルが広くて適当に放っておかれるし、おかわり自由のドリンクバーがあるしね。

今回は内ジャケットのクレジットを詰めました。
やっぱり本人が出てたほうがいいと、僕のギターを弾いている写真を使いました。
現在の写真ですが、抱えているギターがその「雪夢」に使ったヤマハFG。
思い出の青春ギターです。


 大部分の人は内ジャケのクレジットなんて読まないだろうけど、僕は結構詳しく書くほう。
やっぱりジャケットが心から好きなんだなー、と思いますな。
録音年月、使用楽器、関わった人へのお礼などを記してゆきます。
誤字脱字も凄く気になるんで何回も見直すんだけど、完成物に必ずといっていいほどあるんですよね。。
だから気になるところを徹底的にチェックを入れていきます。
その間、カフェラテ、カプチーノ、メロンソーダ(最近なんだか好きなんですよ)を飲んだりして、お腹タップンタップンになりながら帯や盤面デザインも考えます。

まだジャケットはまだお見せしません!
ここはお楽しみにとっておきましょう。


 ミーティングはこんなところだったけど、僕にはまだまだ考えなくてはならない大事な部分があるんですよ。
帯に書くキャッチフレーズと説明文。
これはもう毎回滞りますね。
はっきり言って苦手の極地。
自分の音楽を説明して売れるようなコピーを書く。
なんて、馬鹿馬鹿しいのでしょう。
大事な部分だけどプレゼン下手なんで、恥ずかしくて「誰かどうにかしてー!」って叫びたくなります。
まあ、何とか頑張りますけど。。
というか、誰かに書いてもらえるようなアーティストになりたいわっ。
それとボーナストラックの1曲、いつになってもタイトルが決まらないのです。
あまりにも仮タイトルが強烈なので、イメージがそっちへ行っちゃう。
「困った困った」といいながら今日も考え中です・・・
でももう完成まで8割はいってるかな。
ここ辺りがCD作りのたのしいところなので、そこそこ悩みながら愉しもうとしようか。


帯って売れるまでの命なんだよな~

 「夜にいつものファミレスに集合~!」
・・・なんて、やんちゃな高校生みたくなってきましたが・・・
今晩もデザイナーの森田氏とジャケットの打ち合わせにやってきました夜も深まる駅前のファミレスに。

前回、かなり難しい宿題を抱えて帰った僕でしたが、、何とかこなしてきました。
まずは、ボーナストラックの1曲のタイトル付け。
ずーっと考えていたにもかかわらず、出るときはあっけなくパッと出るんですよー、これが。
朝食後、日東紅茶のティーバックをふりだしていたときに思いつくとは誰も考えていなかったでしょう。。


 続いて帯に書くコピー風のちょっとした文章。
想像どおりでしたよ・・・
「ほんとに誰かやってー」です。
帯なんかは悪代官に任せて、クルクルのあれーってやってもらいたいくらいです。
もうこっちが「おやめください、あれー」ですよ。
でも何とか二重人格モードで乗り切りました。

さあ、デザインの方もこれが難しい。
いろんな色とレイアウトの帯が出来てくるんですよね。
ジャケットを引き立てるためには、どうすれば??


 





帯の色はいくつかたたき台を決めて、改めて決めることに。

大日本インクDICで正しく選びます。



 文字のレイアウトも慎重に!

「でも、帯ってどうせ開けるときに捨てちゃうんだよねー」
とか厭世的なことを言いつつ真剣に作業する2人でした。

そして盤面デザインに取り掛かる頃には夜も更けてきました。


つづく..



そうそう。肝心な中身はですねぇ

 「雪夢+3」の曲目を発表します!
右のラインナップになりました。

1~9曲目はオリジナルの「雪夢」収録の曲です。
10~12曲目がボーナストラック。今回初お披露目の未発表音源です。

雪夢の本編の制作が1995年12月から1996年2月。
ボーナストラックは「雪夢」制作前後の録音で当時の録音をそのまま収録。
10、11曲目が1995年3月録音。
12曲目が1996年の11月録音です。

今回注目のボーナストラックですが、聴きかえしてみると、その当時の空気感がありました。
今にはない、当時じゃなくては表現できないモノってやっぱりあるんだなー(なんせ二十歳そこそこだもんね)。
その点、このボーナストラックはまさにぴったりな音源だったようですね。
タイトルを見ると偶然にも色に関係するタイトルが揃って、なんだか気に入っています。
「雪夢」本編も新たにマスターテープよりリマスタリング。
アナログマルチトラックレコーダーの音を可能な限り引きだしました。
前回リリースのCD-R版よりも高音質です。

といった感じで、「雪夢+3」の肝心な中身のレポートでした。
僕もリリースがグッと楽しみになってきました!



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